ヨガ教室の選び方~ずぼらヨガから本気ヨガまで~
「ずぼらヨガ」に見るヨガとの付き合い方の多様性
※Amazonより画像転載
最近、「自律神経どこでもリセット!ずぼらヨガ」という書籍を読みました。
自律神経失調症・うつ病を発症した著者がヨガを通じて健康を取り戻す経緯と、その際に取り入れた「ずぼらな人」でも自宅で日常生活の延長線上でできるヨガポーズやその効果を漫画で楽しく紹介している本です。
「ヨガ」と一言で言っても、いろんな種類のヨガがありますし、ヨガに対するスタンスやヨガに求めるもの、ヨガとの付き合い方も人それぞれだということを改めて感じました。
その「ずぼらヨガ」のおまけ漫画のコーナーで、スポーツジムや自宅でヨガをしていた著者が、初めて個人のヨガ教室に行ったときの馴染めなかった体験を自虐的に描いているものが面白く、思わず笑ってしまいました。
※Amazonより画像転載
知らないところに行くのは勇気がいるものですが、初めてヨガ教室にと意を決して行った結果、自分に合わない空間だと、「やっぱり自分はヨガは向いていないんじゃないか?」とヨガ自体を断念してしまいがちで勿体ないですよね。
今回はそんなヨガ教室選びの参考にしていただければ幸いです。
ヨガ教室選びの前提
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初心者も経験者もヨガ教室選びにはまず下記を前提に選びます。
・通いやすい
(自宅または勤務先から近い)
・ライフサイクルに合っている
(プログラムの開催時間が自分のライフサイクルに当てはめやすい)
・納得できる価格
(長期で継続するには大事な要素です。1レッスン〇〇円・月額フリーで定額などいろいろな価格体系があります。)
ヨガを続けられない理由の1位は「忙しいから」です。
どうせヨガを始めるのであれば、通いやすさや時間帯が自分の生活リズムに合っているところを選びましょう。また、費用についても自分のやりたい気持ちと折り合いのつく価格かどうかを考えます。
また、必須条件ではありませんが、ヨガスタジオや個人のヨガ教室などですと、
・知り合いが通っている
(雰囲気に溶け込みやすく、情報ももらえます。)
ということが意外に重要かと思います。
前述の「ずぼらヨガ」に出てきた、教室の雰囲気が出来上がってしまっていて、「雰囲気に馴染めない」状況というのは、辛い方もいらっしゃるかもしれません。しかし、あまり気にせず体験レッスンに参加し、合わないと思ったらやめればいいだけの話なので、とりあえず参加してみることをおすすめします。
スタンス別・ヨガ教室の選び方
〇ヨガをとりあえず一定期間試してみたい/体の不調を改善したい
⇒自治体などで開催しているヨガ教室やカルチャースクール/地域のヨガサークル
無理せず頑張らずヨガを楽しむというスタンス。年齢層が高めの場合が多いです。
<メリット>
スポーツジムやヨガスタジオなどに通うよりもかなり格安で、アットホームな雰囲気です。
<デメリット>
やりたいヨガスタイルがはっきりしている場合や、高度な技術を身につけたい場合は、物足りなさを感じます。
また格安のため、ある程度はセルフサービスな部分もあり、ヨガサークルなどですと、お茶用意の当番などがある場合もあります。
〇エクササイズの一環としてヨガを楽しみたい
⇒スポーツジムのヨガプログラム
ヨガ以外にもいろんなプログラムを幅広く楽しめ、身体を動かすことができます。
<メリット>
スポーツの延長線上でのヨガですので、初心者でも気軽にスタジオ入りできる。
ヨガ単体では意外と痩せにくいため、ダイエットや体づくり目的であれば他の運動との相乗効果で痩せやすい。
<デメリット>
ヨガの哲学や瞑想については触れないことが多いため、ヨガの本質を学ぶことはできない。ヨガ以外のプログラムに興味がない場合は、逆に通いづらい。
〇ヨガでしっかりダイエットしたい
⇒ホットヨガのヨガスタジオ
ダイエットはもちろん、美肌・冷え性改善・アンチエイジングなどで女子に人気のホットヨガ。
<メリット>
ホットな環境で基礎代謝が上がり、ダイエット効果が期待できます。
「美脚ヨガ」「お腹引き締めヨガ」など効果をうたった初心者向けのヨガのプログラムがいろいろありますので、分かりやすくモチベーションも上がりやすいです。
<デメリット>
無理をしすぎると脱水症になったりするため、水分補給や体調に気をつけて行う必要がある。
ホットな環境でする特性上、ヨガポーズが基本的なものに限定されやすい。
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〇まずはいろんな流派のヨガを試し、深めたい。
⇒(常温)ヨガスタジオ
アシュタンガヨガ・アイアンガーヨガ・ヴィンヤサヨガ…その他ヨガにはいろんな流派がありますが、いろんなスタイルのヨガを網羅している所が多いです。
先生との相性もあるので、分け隔てなくいろんな先生のクラスを受けてみて雰囲気を感じてみましょう。
<メリット>
流派別にプログラムがたくさんあるので視野が開け、自分の目的に近いものを選ぶことができる。
ホットヨガスタジオと違ってヨガポーズが限定されないので、いろんな流派を一通り学べる。
<デメリット>
いろいろクラスがありすぎて、どれを受講したらいいのか迷うことがある。
〇1人の先生のレッスンをじっくり受けたい
⇒個人のヨガ教室
インストラクターとしての経験豊富な先生が個人で開業しているヨガ教室。
<メリット>
少人数なので、熱心な先生が個人の状態に合わせしっかり指導してくれる。
<デメリット>
良くも悪くもその先生のスタイルに限定され、人間関係も限定される。
〇どうせやるなら人に指導できるくらいに極めたい
⇒ヨガ指導者養成コース
初心者でも受講可能なことが多いですが、周りは経験者が多いため、ある程度運動能力や体の柔らかさに自信のある方が良いです。
受ける養成コースによってヨガの種類が限定されていたりもしますので、初心者の場合はできるだけ一般的なハタヨガなどのコースを選ぶとよいでしょう。
<メリット>
ヨガの基本から応用まで、人に指導できる高いスキルが身につき、資格取得ができます。
クラス全体がヨガに真剣に向き合っているため、学ぶには最良の雰囲気です。
<デメリット>
ヨガを楽しむというよりも、「できる」「できない」にフォーカスされ、習熟度が問われるため、本当に指導者になりたい方向けです。
〇自分のペースでヨガをやりたい
⇒自宅ヨガ/独学ヨガ
教室に通うのが煩わしい、自分のペースでやりたい、なるべくお金をかけたくない人など、「ずぼらヨガ」の著者のように自宅でヨガをするという方も。
<メリット>
自分のペースで低コストでヨガができる。
<デメリット>
DVD・動画・本などからの修得には限界があり、最初はヨガ教室で基本を学んでからでないと、間違ったやり方が固定してしまう恐れがある。(定期的に外のレッスンを受ける必要がある)
高度なテクニックは身につけづらい。
いかがでしたでしょうか?
あなたに合いそうなのはどんな教室でしたでしょうか?
ヨガ教室は、同じようなスタイルでも、先生やクラスによって雰囲気もやり方もいろいろあるので、とにかく体験に足を運んで続けられそうなところを肌で感じて選ぶのがいいかと思いますが、こちらの記事が選ぶ際のおおまかな判断材料になれば幸いです。
ここまで読んで頂き、有難うございました。